野母崎 軍艦島ビュースポットとおすすめスポット

 「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」(八幡製鉄所や長崎造船所などを含めた28の施設)の構成資産の一部として国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された軍艦島(長崎県長崎市端島)。 近年、産業遺産や近代化遺産の価値が再認識されるとともに、同島の注目度もグングン上がってきている。
 現在、軍艦島に観光上陸することのできる観光クルーズ船を運行している会社は5社。そのうち4社が長崎港から出港している。 各社ともそれぞれ午前1便、午後1便というスケジュールだ。

 長崎は観光名所の多いところだ。市内の中心部には、大浦天主堂やオランダ坂などいった観光スポットがある。 でも、軍艦島に行くことになったら、その対岸にあたる長崎半島(野母半島)の“ 野母崎(のもざき)” にも足をのばしてみたい。
 長崎市内中心部より国道499号線を南下すること30分から1時間。 ここには、雄大な海が拡がり、亜熱帯性の植物が咲いている。年間の平均気温も18度と暖かい。
 この項目では、そんな野母崎の軍艦島ビュースポットとおすすめスポットを紹介したい。

◆reporter◆
酒井 透
Toru Sakai
東京都新宿区出身
東京都中野区在住

閑居庵

「知る人ぞ知る」軍艦島絶景ポイントはココ!!ベランダから眺める夕日は超感動的。 季節によっては、軍艦島の向こう側に夕日が沈む。 特等席は、屋外にあるベランダ席。コーヒーとシフォンケーキを注文して時の流れに身を任すのもいい。電話で予約をすれば、すっぽん料理を食べることもできる。

長崎市黒浜町698
095-895-3738

■営業時間:13:00 ~日没
■定休日:月~金(土~日営業)

photos

以下宿

長崎市内中心部から国道499号線を南下していくと、「以下宿」というバス停が見えてくる。 このバス停のすぐ前にあるのが夫婦岩。しめ縄で結ばれている夫婦岩を手前に配置して、奥に軍艦島を入れれば、写真愛好家顔負けの写真を撮ることができる。
また、バス停の近くにあるトイレの屋上には、高倍率の双眼鏡が設置されているので、そこから軍艦島を間近に見ることができる。

長崎県長崎市以下宿町1932


■営業時間:24 時間
■定休日:なし

photos

お食事処 いち望

食事を楽しみながら軍艦島や高島、伊王島を“ いち望” できる店。 冬は、カキ焼小屋で、海鮮炭火焼を楽しむことができる(予約制)。 また、夏は、ベランダでバーベキューをすることができる。地元、野母崎産の新鮮な野菜や魚を使った“ ワンコインランチ(500円。1日15食限定)” もおすすめ。

長崎市以下宿町2924-1
095-895-3888

■営業時間:11:30 ~ 14:00、17:00 ~ 21:00(LO 20:00)
■定休日:毎週木曜日、第一日曜日

photos

野々串港

野々串港は、軍艦島をほぼ真横から見ることのできる絶景スポットだ。 ポイントは、南側にある堤防の上で、ここからカメラを向ける写真愛好家も多い。 東シナ海に沈む夕日はダイナミックで美しく、魅力的な写真を撮ることができる。 オススメは7月から8月にかけて。プロカメラマン顔負けの写真を撮ることができる。

長崎市以下宿町2962


■営業時間:24 時間
■定休日:なし

photos

nomon's café & 高浜海水浴場

野々串港同様、高浜海水浴場も軍艦島をほぼ真横から見ることのできるスポット。 高浜海水浴場は、「日本の水浴場88選」にも選ばれているので、夏になると大勢の海水浴客で賑わう。 2014年7月にオープンした「nomon'scafé」は、店内も広いのでゆったりと食事を楽しむことができる。 目の前には、高浜海水浴場が拡がり、その向こうに軍艦島を望むことができる。 美味しい「nomon’ s Curry」やトルコライスが大人気。

長崎市高浜町3963 番地3
095-894-2206

■営業時間:10:00 ~ 20:00(食事は11:00 から)
■定休日:火曜日

photos

和風レストラン海城

高浜海水浴場のすぐ南にあるのが、この和風レストラン海城。五島灘を一望できるレストランで、ここから眺める景色は贅沢そのもの。 海を眺めながら、地元の新鮮な魚介類を味わうことができるので、いつもリピーターで賑わっている。 地元でその日に獲れた魚を使ったお昼のメニューも充実している。 店のすぐ横にある駐車場から軍艦島を撮ることができるので、観光客にも人気のあるスポットとなっている。

長崎市高浜町4198
095-895-3207

■営業時間: 11:00 ~ 20:00
■定休日:不定休

photos

軍艦島資料館

野母崎総合運動公園内にある建物の二階に入居する軍艦島資料館には、ウッドデッキが併設され、高倍率の双眼鏡が設置されているので、ここからも軍艦島を見ることができる。 ”踏み台” も用意されているので、子どもたちにも優しい。 軍艦島資料館には、200点以上の写真パネルが展示されている。 それに加えて、貴重な展示物もあるので、一度足を運びたい。 同運動公園内にある「水仙の里公園」の高台から見る軍艦島の遠望も見ごたえがある。

長崎市野母町568-1 野母崎総合運動公園管理棟2F
連絡先:長崎南商工会野母崎支所 095-893-0077

■営業時間: 9:00 ~ 17:00
■定休日:年末年始(12/29 ~ 1/3) を除き年中無休
■入館料:無料

photos

権現山

長崎半島の最先端にそびえる権現山は、軍艦島ビュースポットとして知られている。 標高198m の権現山の頂上近くにある公園には、展望台が設置されていて、東に天草灘、西北に五島灘、そして南西に東シナ海を一望することができる。 天気がいい日には、天草や五島列島も遠望できるので、デートスポットにもなっている。

長崎市野母町3361


■営業時間:24 時間
■定休日: なし

photos

カフェキッチン こっとん

長年洋食を手がけてきた家族経営の店で、オーナーが仕入れと料理を担当している。 地元でとれる新鮮な魚を使った料理はどれも美味しい。軍艦島をイメージした軍艦島カレーは、一日限定20食。 島をイメージしたライスの盛りつけ方や、沈む夕日をイメージした玉子の盛りつけ方はユニークで、ライスには「ヒジキとアオサ」が入っている。 地元産の魚やイリコを使った味噌汁も大好評。軍艦島資料館のすぐ下にある

長崎市野母町568
095-893-2115

■営業時間:11:00 ~ 15:00(日祝祭15:30 まで)、
      17:00 ~ 20:00(オーダーストップ)
■定休日:火曜日
※火曜日が祝祭日の場合、前日か後日に振替(要問合)

photos

野母崎物産センター

地元で作られている美味しい水産加工品がたくさん販売されている店。かまぼこやいりこなどの乾物、胡麻豆腐、からすみなどを買うことができる(からすみは時期限定)。 観光客はもちろん、地元の人たちも買い物に来ている。 軍艦島の土産も多数とり揃えている。野母崎総合運動公園の入口にあり、野母崎の観光情報なども発信している。隣接して「のもざきふれあい市場」がある。 営業時間は要問い合わせ。

長崎市野母町568-1
095-893-0950
http://nomozaki.net/
■営業時間:9:00 ~ 18:00(11 月~ 2 月: ~ 17:00)
■定休日:火曜日
※火曜日が祝祭日の場合、前日か後日に振替(要問合)

photos

おおとり丸

現役の漁師が毎朝、自営の定置網にかかった新鮮な魚を最高の状態で料理してくれる。 お昼の定番となっているさしみ定食は、『絶品漁師定食』とも呼ばれていて、地元の人たちにも人気がある。 刺身や煮つけ、塩焼きなど、旬の食材を一番美味しい方法で食べることができる。

長崎市野母町 1432-13
095-893-2113
http://ootorimaru.com
■営業時間: 12:30 ~ 16:00(16:00 以降は要予約)
■定休日:月曜日、時化の日(臨時休業あり。要問合)

photos

のもざき朝市

野母崎・三和地区の漁師さんや農業者が集まって運営している店。「朝どれ・新鮮」をモットーとしていて、新鮮な魚はすぐ売り切れるほどの大人気。 特に土曜日は開店前から行列ができるので、オープン直後に行ってみたい。 鮮魚や活魚、水産加工品、野菜、花などを扱っている。50円で魚をおろしてくれるサービスもある。

長崎市野母町2192
095-893-2401

■営業時間:8:00 ~ 12:00 ※魚がなくなり次第閉店
■定休日:毎週火曜日、盆時期(年による)、年末年始

photos

野母崎コミュニティカフェ・リップル

脇岬海水浴場前にある、海を見渡せる心地良いカフェ。南国風の建物には、オシャレなテラス席が並び、店内の席からも海を見ることができる。 世界中から取り寄せているコーヒー豆をマスターが焙煎している。 土・日に食べることのできる” 野母崎カレー” は、有機農法で作られた米や地元の野菜を使い、野母崎産のかまぼこ(すり身)が使われている。 小さなイベント・スペースもあり、地元の情報発信スポットにもなっている。

長崎市脇岬町2785
095-893-2039
http://caferipple.jp/
■営業時間: 11:00 ~ 18:00
■定休日:水曜

photos

樺島の大うなぎ井戸

長崎半島(野母半島)最先端の樺島港近くにオオウナギが棲む井戸がある。 熱帯性オオウナギの生息地の北限として、大正12年に国の天然記念物に指定にされた巨大なオオウナギが生息している。 その隣にある水槽にいるのは、全長171cm、胴回り50cm、体重16.7kg という巨大なオオウナギと、オオウナギの赤ちゃん。珍しいオオウナギを一目見ようと県外からも数多くの観光客が訪れている。

長崎市野母崎樺島町1605


■営業時間: 07:00 ~ 20:00頃
■定休日: なし

photos

レストランだいまん

『樺島の大うなぎ井戸』の向かいにある レストランだいまんは、樺島の隠れ家的な店として知られている。 トルコライスの定番メニューは、とんかつ、ハンバーグ、海老フライなど6種類を用意。 どれも味わいは濃厚で、トルコライス愛好家を満足させている。 定番の味はもちろんのこと、季節によって、期間限定のメニューもある。 デザートメニューのソフトクリームは、10種類の中から選ぶことができる。

長崎市野母崎樺島町1127-1
095-893-0224
http://daiman.info

■営業時間:11:00~21:00(LO: 20:00)
■定休日:不定休

photos

第七ゑびす丸&アイランド号

軍艦島は、釣り天狗も羨むほどのフィッシングスポットとなっている。 11月下旬から3月までがクロ(メジナ)のシーズンで、5月から12月くらいまでが石鯛のシーズンとなっている。
島は全体が護岸堤防で覆われていて、そこに「映画館下」や「便所下」、「堤防」、「まる」、「小丸」などといったスポットがある。 どこでも大物を釣り上げることができるので、週末は賑わっている。

野ノ串港からは、軍艦島クルーズ船「アイランド号」も出ている。案内をしてくれるのは、この道40年という第七ゑびす丸のベテラン船長。野々串港から軍艦島まで10分とかからない日もあるので、船に弱い人も安心。出港時間は随時。

長崎市以下宿町2962
095-894-2039 090-9225-8107 (馬場広徳)
http://dainanaebisumaru.lolipop.jp

■時期/通年

第七ゑびす丸(釣り) 料金 4,000 円 
アイランド号(軍艦島クルージング&上陸)料金1万円
(5名まで。6人目から2千円増し)

photos